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ギタリストAさんの思い出
ギタリストのAさんは、私にとってお兄さんみたいな存在でした。
今回の6.28Liveに参加してくださったTさんは、Aさんと同級生です。
お二人には、私が学生時代に組んでいたブルース・バンドで
いつもお世話になっていました。
Aさんのギターはとにかくエモーショナルで、
それに素晴らしい技術とリズム感が加味されて、
思わずその熱さに聴き入ってしまいます。
切れた1弦を結んでパワフルなプレイをするかと思えば、
ある時には100円ライターをボトルネック代わりに
エルモア・ジェームスばりのフレーズを聴かせてくれたAさん。
普段はシャイで、人前でギターを弾く時は、いつもホロ酔い加減でしたね!
<泥酔している時もありました・・・>
そんなAさんが言った言葉が今でも胸に残っています。
<多分、お酒が入っていたかもしれません・・・>
・・・ギターを始めた頃、うまくなりたくて1日中練習してさ。
気がついたら、ギターを抱えたまま寝てたよ・・・
・・・「スタンド・バイ・ミー」は、一人静かに、ギターを弾きながら歌うもんなんだよなぁ・・・
<私がバンドでジョン・レノン・ヴァージョン(アルバム「Rock'n' Roll」に収録)
の
この曲をやりたいとAさんに相談した時。
でも、Aさんはこの曲をライヴで弾いてくださいました。>
愛用のレッドサンバースト・レスポールを、我を忘れ、心を込めて弾くAさん。
現在はアメリカにいて、もう10年近くお会いしていませんが、
今でもあのギターを弾いているのかなぁ・・・と時々思い出します。
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